税抜き　10,000円　消費税　800円　源泉所得税　1,021円　支払額9,779円

 

という請求書になる。

 

問題はどういう業者に対する支払の場合に、このような源泉所得税を差し引くのか

分かりにくいという点にあります。

 

源泉所得税に関する本を読めば分かります、と言いたいところですが、正直読んでも分かりにくいのです。

ですので、代表例を挙げてみます。

 

・弁護士・税理士

・モデル

・カメラマン

・翻訳家

・デザイナー

 

本当はもっともっといっぱいあります。特に注意はデザイナーです。webデザインも当然に含まれるため、結構漏れることが

多いのです。

しかも最初に記載した通り、これらの業種であっても法人であれば源泉所得税を差し引く必要がありません。

 

更に、もしそれらの業種の個人事業主が源泉所得税を差し引くのを忘れて請求書を送ってきた場合であっても、

受け取った企業は源泉所得税を差し引く義務があるのです。

ですので、税務調査で指摘された場合、支払者である法人が源泉所得税を支払い、請求書を送った個人からその分の

返金を要請しないといけないのです。

請求書が間違っていたから仕方がない、という理屈は通じません。

 

個人からの請求書を受け取った場合には要注意です。