無料相談会等でお話をしていると、あることに気づかされる。経営者の中には、会社の現金と個人の現金を混在してることに気付いていない方がいることに。 法人の現金は当たり前ですが、法人のものです。その売り上げを稼ぎ出したのが社長であったとしても、自由にお金を使って言い訳ではありません。 また別の観点からも、会社の経費は会社のお金を使って支払うものです。得意先の接待をする際に、個人のカー...

現金売上のある事業の場合、売上の隠ぺいが税務調査で疑われます。 現金売上で、小売業のようにレジで完結する場合には問題にはなりにくいですが、そうでない場合、現金売上は隠すことを考える人が出てきます。 とはいえ、売上先には領収書を渡さないとなりません。そこで複写式の領収書で隠そうとしても売上の伝票と領収書が不一致になるため、不可能です。 そうなると皆さんよく考えるのが、複写式ではな...

税務調査を行う上で、大切なことは税理士としっかり連携をとること。税理士をだませたからといって、経費が認められるわけではない。 まず事実関係を社長と税理士とで一致させることです。そうすれば、準備すべき資料や対応すべき対応が明らかになり、税務調査も問題なく対応できます。 逆に、社長と税理士とで話が食い違ってくると、税務調査はかえって長引いてしまいます。 また、税務調査においては、社...

ゴルフの領収書は接待費、ちょっとした飲食なら会議費、そのように分けている経理の方がいます。あながち間違っている訳ではないのですが、税務調査ではそこを突っ込まれます。 「この会議費の領収書ですが、誰とどのような会議をしたのでしょうか？」「接待ゴルフとありますが、誰を接待しましたか？またそれはどのような関係の方ですか？」 税理士からすると当たり前の質問ですが、メモしていないと答えら...

社長と親族だけでやっている会社の場合、経費の私的費用が疑われます。 会議費やら交際費やら厚生費やらがその中心です。場合によっては消耗品もその対象となるでしょう。 その場合、まずはしっかりとお打ち合わせした相手方、会議の内容を領収書に追記しておきましょう。私もそうしていますが、その日もしくはその翌日には書くようにしています。 税務調査では、その内容を調査官が見ることになり、それに...