2014-03-11
法人 受取配当金

Category: 税務

配当
法人が株式を持っている場合には、その配当金について益金、つまり利益にしなくていいことが認められています。それは、そもそも配当を出した会社が税金を納めているのだから、受け取った会社の利益にしてしまうと、二重に税金が出てしまう、ということが背景にあります。それを計算するには、一定の算式が必要なのですが、それはさておき…。

その対象から除外されてしまう配当金があります。その一つ目は、REIT (不動産投資信託) とSPC (特定目的会社) からの配当です。これはREIT,SPCそれぞれの企業体では支払配当自体に損金性を認めていることから、二重課税の回避という趣旨からは逸脱する配当だからです。

そして、ETFからの配当も全額が対象外になりますので、お忘れなく。

ちょっと、変わった論点をあげてみました。これで会社の税務上の利益も変わることがあるので、ご注意を。