各種の申告や届出の時期をいい加減に考えている人が多い。

ただこの期限内申告というのは絶対に守らないと大損するものなので注意が必要です。

1.青色申告控除
65万円控除が青色申告控除として多くの方に知られていますが、これは法定申告期限内に
申告した場合にのみ認められます。
1日過ぎるだけで、数万円から数十万円の損になります。

2.住宅の特例贈与
これも贈与税の申告を法定期限内に行った場合にのみ、認められます。
期限後に申告する、もしくは申告しなかった場合には通常の贈与として、贈与税が課せられてしまいます。

3.損失の繰り越し
純損失の繰越控除や雑損失の繰越控除という非常に便利な制度があるのですが、期限後申告すると、
そのメリットが受けられなくなります。

4.延納・振替納税
所得税の納税を少し先送りできる制度があるのですが、これも期限内申告が要件となります。

期限後申告になると、これらのメリットを放棄するばかりでなく、罰金も科せられる可能性もあります。