2014-04-15
役員退職慰労金

Category: 税務

老人法人化のメリットは数多くありますが、退職慰労金もその一つ。

事業を始めるときは、目の前の成功だけを考えていると思いますが、軌道に乗ってきた後は、自分の引退も考えなくてはなりません。

個人事業主の場合、退職金制度はなく、毎年の収益から経費を差し引いた所得=報酬となります。ところが、法人の場合、報酬とは別に退職金としてもらうことができます。ここで、大切なのは退職金の方が、報酬より税額がやすいということです。

退職金の税金の計算は

(退職金-退職所得控除額) ÷2×税率となっています。※退職控除額は、20年目までは、40万円×勤続年数、それを超えた分は毎年70万円づつ増えていきます。

ポイントは3つ

・退職控除額が大きい

・課税所得を半分で計算する

・分離課税のため、他の収入と合算されない

よって、効率よく退職金を積立て、退職金をいただくことが大きな節税になります。退職金の積み立て方は、また後日!