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無料相談会にて思うことCategory: 確定申告
Category: 確定申告
税務署等で主催している確定申告の無料相談会に毎年出席しているが、よく聞かれることが二つある。
①医療費が10万円超えればお金が戻ってくる
このように思われている方が非常に多い。まず合計して10万円 (収入が低い方はこの基準も下がりますが、話が複雑になるため割愛します) を超えた領収書をまとめて持ってこられて、「いくら戻ってきますか?」と聞かれます。そこで給与や年金等の源泉徴収票を拝見させてもらうと、源泉徴収税が0円に。医療費控除とは、課税所得から (医療費ー10万円) をした金額を差し引けるというもの。そこで、そもそも課税所得が0円で且つ、源泉徴収税額が0円だと、引けるものがないので、税金還付は0円になります。
おそらく、テレビ等では税金が還付される、という表現が回避されているせいかと。
②去年はこれでOKを貰った
これは個人事業主の方で非常に多いです。最終的にOKになるかは、税務調査が入り、税務署が是認した時に初めてOKになるものです。是認されても、後でタレこみ等があり、否認されることはありますが。無料相談会で税理士が拝見しているのは、計算が間違っていないかなど形式を見るだけであり、また税務署も受領した時点では、形式しか見れません。ですので、税務署の受領印=すべて是認してもらった、というのは大きな誤解です。
よく、「〇〇さんは〇〇を経費で認めて貰っている」とかも同様です。何の根拠もありません。根拠は税法とその解釈や判例だけです。去年OKと勘違いしていると、いざ調査の時に何年間も遡って、否認されるかもしれませんので、お気をつけて。