確定申告にあたり、数年前から配当所得を申告分離と総合課税と選択可能になりました。ここで問題になるのは、源泉徴収税をあり、としている証券会社からの計算書を申告に含めるかどうかです。源泉徴収税を選択した口座からの計算書は、原則申告不要ですが、納税者が得だ、と判断した場合には、申告してもいいですよ、というようになっています。そうなると、「損か、得か分からないけど、とりあえず申告してお...

医療費控除はみなさん、良くわからずに集計している方が多い。その中でも特に、「親族の医療費も集計していいのか」です。ここで大切なのは・生計を一にする親族であること・医療費を実際に支払っていること・親族に所得要件がない大事なのは3番目。親族がいくら所得があっても、生計を一にしていて、医療費を支払っていれば、その親族に関する医療費は支払った方の医療費控除にしていいのである。共働きだか...

確定申告の申告が開始されていますが、いかがでしょうか?電子申告の利用が開始され、かなりの時間が経ち、使い勝手がいいものに進化してきました。もうほとんどの税理士は電子申告が手放せなくなりました。どうやら国税の電子申告が使いにくく、民間では普及が広がっていないみたいです。まあ民業の圧迫になるせいなのか…。電子申告のメリットは色々あります。1.還付が早い。優先的に還付処理をしていただ...

この時期には確定申告に関する色々な相談がありますが、一番厄介なのは、不動産の譲渡所得。色々な特例があることは勿論なのですが、それと同じくらい厄介なのは何が譲渡経費になるか、です。特に、不動産事業やられている方がその不動産を売った場合に、不動産事業の経費と譲渡所得の経費をしっかりわけないといけない上に、どちらの経費にもならない場合があるからです。たとえば、抵当権の抹消登記。これは...

各種の申告や届出の時期をいい加減に考えている人が多い。ただこの期限内申告というのは絶対に守らないと大損するものなので注意が必要です。1.青色申告控除65万円控除が青色申告控除として多くの方に知られていますが、これは法定申告期限内に申告した場合にのみ認められます。1日過ぎるだけで、数万円から数十万円の損になります。2.住宅の特例贈与これも贈与税の申告を法定期限内に行った場合にのみ...