少人数私募債はご存知でしょうか。簡単に言うと、会社が少人数私募により発行する社債のことです。これが何がメリットかというと、その利子を受けった側にとっては利子所得になるため、20%の源泉分離所得になるため、高額所得者にとってみると、報酬でもらえるため、節税につながる、というものです。これが、平成28年1月以降は、すべて総合課税になるため、所得に応じた税率になってしまう。となると、...

2月は税理士にとって繁忙期だけではなく、税理士会主催の無料相談会の時期でもあります。ここ数年、確定申告無料相談会場にて、相談員として入っていましたが、今年は違う担当になりました。さいたま商工会議所にて行われる税務相談会の相談員になりました。こちらは、確定申告だけではない幅広い相談に応じていくことになるので、非常に楽しみです。2月27日の午後にお待ちしています。...

昨年、ニュースをにぎわせたNISAご存じでしょうか?NISAとは少額投資非課税口座のことで、一人人口座開設でき、毎年100万円までの投資が可能になります。その口座内で、配当及び譲渡益が非課税になります。株の売買のしない方でも、配当が非課税になるだけで約20%の税金が非課税になるので、メリットは大きいと思います。しかし、メリットだけではなく、一つ大きなデメリットがあります。通算損...

この仕事をしていると、よく「先生」と呼ばれることがある。私はこの表現に凄い違和感を感じている。私の立場は、顧問先様と上下関係にあるものではなく、並列にあるものと思っている。税金を教えてあげる、というもののではなく、数字から見えてくる会社の実態を客観的に見ることによって、経営者様と一緒になって会社を育てている、というものだと。その気持ちに気づいてくれた顧問先様から、「上からの目線...

さて、今回から国外財産調書の提出が始まります。本当に知名度が低いため、まだまだ知らない方が多いと思います。簡単に言うと、12月31日時点でその価額の合計額が5千万円を超える国外財産を保有する方は、翌年3月15日までに国外財産調書を作成し、税務署に提出するという制度です。海外収入を申告していない人が多いため、それを把握するための制度ということですが、非常に煩雑で納税者を困惑させる...