交際費と寄付金とでは、税務上扱いが大きく違います。特に交際費は中小企業においては全額損金として認められているのに対し、寄付金はほとんど損金にならない場合さえあります。 そのため、この判断は慎重に行う必要があります。 選挙の際の事務所開きや当選祝いについては、寄付金であり争いの余地はないといっていいでしょう。問題は政治家主催のパーティーです。 まず、政治家の資金集めのためのパーテ...

1月は非常に忙しい。 まずは源泉所得税の納付から始まる。通常の会社であれば1月10日、そう本日です。特例を使っている会社（従業員が10人未満）であれば20日が納付期限となります。気を付けましょう。 そして、月末までに法定調書、償却資産税の申告も待っている。今年はマイナンバーもあり、情報収集だけでもかなり忙しくなることが想定されます。 特に不動産賃貸については、オーナー変更があっ...

そろそろ会社にも年末調整の封筒が届いた頃と思います。少しづつ年末調整の準備を始めるころになりますね。 何はともあれ一番大切なことは、扶養控除申告書です。原則として、扶養控除申告書を集める必要がありますが、まずは原則として入社時にいただくことが原則ですが、年内に住所変更・扶養者の変更等があるかと思います。 そのために、11月から12月のタイミングですでにいただいていた扶養控除申告...

個人事業主への一部の業者に対しては、源泉所得税を差し引いて支払わないといけない、という法律がある。 税抜き　10,000円　消費税　800円　源泉所得税　1,021円　支払額9,779円 という請求書になる。 問題はどういう業者に対する支払の場合に、このような源泉所得税を差し引くのか分かりにくいという点にあります。 源泉所得税に関する本を読めば分かります、と言いたいところですが...

ほとんどの会社ではあまり大きな話題にもなっていませんが、ひっそりと地方税の利子割が廃止されました。 利子割とは、銀行等の利息には、15.315%の法人税と5%の地方税が差し引かれて入金されるのですが、適切に申告することにより、法人税分と地方税分が還付される、という制度です。 しかし、地方税は5%という少額であり、その事務の手間がかかることから、地方税分が廃止になり、5%分差し引...